用語解説
エポキシ樹脂とは分子中に複数個のエポキシ基を有する樹脂の総称で、塗料に使われるエポキシ樹脂は、主にビスフェノールAとエピクロルヒドリンから合成されます。
耐水性、耐薬品性、付着性に優れている一方、耐候性は劣性となります。
また、鉄・亜鉛メッキなどへの密着性、及び防錆力・絶縁性・耐薬品性に優れるため、重防食塗装・絶縁塗料に使用されます。
例えば、屋外製品の下塗り塗料、水道管の内面コーティング、防錆鉄筋、自動車部品、消化器の内面など、過酷な環境に用いられることが多いです。
しかしながら、太陽光の紫外線で劣化する短所があり、3か月程紫外線に晒すとチョーキング現象が発生するため、太陽光に直接晒さないような使用法を考慮する必要があります。