用語解説
焼付塗装とは、塗装後に120~180℃ほどの高熱を加えて乾燥をさせる塗装方法になります。
このため、強制乾燥や2液硬化のように、40~80℃程度の低温乾燥させる場合は、焼付塗装とは呼びません。
塗料は、高温で処理をすることで熱重合が発生して硬化する塗料を用い、材料の性状によって液体型と粉体型の2種類に分類されます。
液体型は、メラミン・アクリル・ウレタン・フッ素・エポキシ。
粉体型は、ポリエステル・エポキシポリエステル・対候性ポリエステル・ジンク・エポキシ・フッ素樹脂
などが挙げられます。
被塗物は、高温の処理のため、高温に耐えうる金属材料(鉄・ステンレス・アルミなど)を用いることが一般的です。
焼付塗装の特徴は、表面硬度や耐薬品性に優れた強固な塗膜を形成できる点になります。