用語解説

過塗膜とは、粉体塗装における塗装不良の一種です。塗装後の塗料の厚みが規格より厚くなってしまった状態をさします。
原因は、例えば以下が挙げられます。

・既に塗装を施した製品において製品不良などの原因で再塗装が必要になった場合、バフ研磨で塗料を剥がしてから再度塗装を施すケースがあります。
しかしバフ研磨で塗料をすべて剥がしきることはできないことが多く、2回目の塗装の厚みが上乗せされることで規格より塗膜が厚くなる場合があります。
・ガンの吐出量が多い場合、想定よりも厚く付着することがあります。この場合は吐出量を調整する必要があります。

定められた塗料の厚みを満足することで、狙いの表面性能が発揮できます。