Answer (回答)

粉体塗装において膜厚が不安定になる原因にはさまざまなものがあります。
①被塗物に対して粉体塗装する時の塗装ガンの電圧不良により吐出量が過大となっている、又は過少で塗り過ぎてしまっている
②自動で塗装を行う機械の吐出量が被塗物の大きさで分けられていない
③塗装作業者によって塗装作業にバラツキがでている

このうち③は属人性の高い原因でありますので、①および②についての対策を次の通りにご紹介したいと思います。

①への対策としてまずは電圧計を付けて粉体塗装を行うことが挙げられます。電圧計の数値を確認してから塗装を行うことで、電圧不良か否かを目視で確認することができます。更にもう1つの対策として膜厚計を使用して、粉体塗装が完了した製品の膜厚を確認することも挙げられます。
②への対策として、自動で塗る場合、大きい被塗物と小さい被塗物とで塗料が出始めるタイミングを変えることが挙げられます。つまり、被塗物ごとの適正なタイミングを探す必要があるのです。

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