専用の製作ラインを完備
株式会社久野製作所における最も大きな特徴は、自社での一貫生産体制を整えていることです。平板の状態から、シャーリング加工、タレパン加工、曲げ加工(プレス)、溶接(スポット溶接)、塗装、組み立て、梱包までを一貫して行っております。板金鋼板を切り出すシャーリング設備、鋼板を抜くためのタレパン、レーザー加工機、板金鋼板を曲げるベンディング機械を揃えております。中でも各種盤を専門的に製造している久野製作所では、盤:パネルの板金部品を製造するに最適なパネルベンディングマシンや、高精度に曲げ加工ができる3点曲げ機械(丸機械)を保有しています。これらの塑性加工(板金加工)工程と溶接・組立工程に加えて、粉体塗装ラインを同じ建屋内で保有しており、加工から組立、塗装までを一貫して対応しています。粉体塗装ラインは、2000近くのサイズまで対応が可能なため、板金加工品として大型サイズになる塗装品であってもラインで塗装作業か可能となります。
< 数多くの板金加工・塗装設備の一例 >
各種盤を効率的に |
大型の盤加工に 最適なスポット溶接機 |
コスト・納期の |
設備だけに頼らず |
粉体塗装におけるコスト低減が可能なサプライヤー
久野製作所は、板金加工に加えて粉体塗装の自動ラインを保有しており、工業用の板金粉体塗装における豊富な実績と経験を活かして、コスト低減策についても積極的に提案しております。 一般的には粉体塗装のコストは、大きく3つの要素で決定するといわれています。 まず1つ目に、粉体塗装の種別です。これは、粉体塗料自体が、新品であるか、再利用品であるかです。再利用粉体塗料であっても高品質の粉体塗装が可能なノウハウを有しているため、 2つ目に、粉体塗装の種類になります。工業用の板金粉体塗装の屋内で使用する場合に採用されるエポキシ系・ポリエステル系の実績・ノウハウを豊富に積んでいます。 3つ目に設備です。粉体塗装を自動化ラインで行う場合、塗装ブースだけでなく、ワークを搬送する設備、ワークに付着しなかった塗料を回収する設備が必要です。粉体塗装を行う場合、これらの自動化ラインが無い場合は、1つ1つ設置をした上で塗装する必要があるため、量産品の塗装費用がかさむことになります。 ” 工業用 板金粉体塗装.com ” では、上記3つの取扱いや設備の保有、経験を活かして最適なコストで粉体塗装を提供することが可能です。
粉体塗装だけでも対応可能
板金加工品を支給いただき、粉体塗装だけを久野製作所で対応することも勿論可能です。粉体塗装後に、最終の組み立て・検査を行って出荷しているケースもございます。 工業用板金の製作工程の中では、抜きや曲げ工程については自動化が進んでおりますが、塗装工程はまだまだ自動化設備の普及が進んでおりません。このため、専用の粉体塗装ラインを持っている当社への粉体塗装だけのご依頼は日常的に多くいただいております。 また、お客様からの図面指示の通りに粉体塗装を行うことも可能ですし、板金粉体塗装におけるコストダウン提案として、回収粉体材料の再利用も多くご採用いただいております。対応できる塗装色としても、国内製造業でもっと採用されている塗装色、マンセル5Y7/1、マンセル2.5Y9/1の2色になり、また、その際の粉体塗装を行えるワークサイズは、縦:2,000mm × 横:1,200 × 奥行:300mm となっています。
< 各種塗装色味 >
ライトベージュに |
ペールホワイトに |
クリーム色に |
高さ2,000mm程度の |